さいたまの「NINAGAWA・マクベス」観てきましたーーー!!!

2年前のシアターコクーン版に続き、さいたま版「NINAGAWA・マクベス」観てきましたーーー!!!

やっぱりスゴイ!普通の舞台とはなんかジャンルが違って、重要文化財的な芸術といってもいいんじゃないかな、って思ってしまいます。

蜷川幸雄さんって人は、本当に偉大な方だったんだなあ、としみじみ。

コクーン版とはキャストが大幅に変わっているけど、世界観はまったく変わっていませんでした。むしろ、ニナガワスタジオの人たちや、さいたまネクストシアターの人たちが多いので、より蜷川色が濃くなっていたかも。マクベスの市村正親さんとマクベス夫人の田中裕子さん、香港公演でも大絶賛だったみたいですが、2年前より、夫婦感が増していたように思いました。ていうか、前より夫人が強くなってたような。尻に敷かれてる感がすごい。市村さんだからかな(^^ゞでも、それがマクベスと、市村さんをより近づけていて、すごくいい感じでした。

シナリオクラブ関係でいうと、羽子田さんがまず、老婆として、舞台に上がっていかれ、仏壇の扉を開けて上手に座って舞台を見守ります。コクーン版では、老婆はさいたまゴールドシアターのお二人で、それはそれで、いい仕事してるなあ!と感激しましたが、羽子田さんと、もうお一人の加藤弓美子さんは、もっと激しく舞台の内容と呼応して、嘆き悲しんでいました。台本にない役だけど、いちばん出番が多くて、しんどそうな役。でもいちばん観客に近くて、いちばん重要な役どころ。さすがの蜷川イズムでした!

そして、清家さんたち、魔女の登場です!もう、仏壇、桜、老婆、魔女・・・この辺りで、涙があふれてきてるんですが(^^ゞ

魔女たちも、チームワークがよくなっていたような。いちばんお若い、魔女2の神山大和さんが、なんだかとっても楽しそうに、生き生きとして見えました。ベテランお二人を信頼して、全力で行ってやろう、みたいな?とにかく、怪しく、妖しく、可笑しく、人を食ったような、超理想的な魔女さんたちでした。清家さん、2年前とちょっと変わった点がありました。ヒントは、赤が青に。です。

それから、青山達三さん。老人と、シーワードで。老人はコクーン版に続いてで、今回、久々のシーワード役とのこと。いつも一癖も二癖もある役どころが多い青山さんですが、今回は本当にカッコいい武将の役でした!個人的には、マクダフ夫人から、マクダフ・マルカムのシーンのところが、ネクストシアターの人たちが頑張ってたし、好きでした。あと、辻萬長さんも渋かったー!

カーテンコールでは、蜷川さんのお写真が。ニコニコと満面の笑顔で客席に手を振る市村さん、そして、キャストの皆さんのやりきったお顔に、割れんばかりの拍手の、大スタンディングオベーションでした!まだ、チケット取れるのかしら。もしまだの方がいらしたら、もしかしたら最後のチャンスかもしれないので、ぜひ劇場へ行って、観てみてください!!!

ああーーー!!! 素晴らしかった!本当にありがとうございました!!!

シナリオクラブからお花を届けました。

ロビーには、蜷川さんのお写真とお花。

これだけでもジーンとしちゃいます。

記念に缶バッジを買ってしまいました (^▽^)!

他に、トートバッグやボールペン、Tシャツもありましたよ!

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