4/3(日曜日)、ちまたでは桜が満開のこの日、15:30から合同ミニ発表会を行ないました!
ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました。発表を行なった2作品は、大成功でしたーーー!!!とお伝えできるのですけれども・・・
皆さま・・・今回は4チーム発表するはずでしたが、なんとそのうち2チームが急病により延期、という事態になってしまいました。。。(涙)当日になって発表ができない、という事態は初めてのことでしたので、この時期は、案外季節の変わり目で、こういうことが起こるんだなあ、と胸に刻んだところから始まりました。
(今回体調崩された会員さん、今は治療や休養に専念して、快復したら次は素晴らしいステージを見せてくださいね!)
さて、あわわわわ・・・オロオロ・・・という気持ちも引きずりながら、朝いちばんは、音合わせ、明かり合わせのキッカケ稽古(場当たり)から。清家さんの演出したこの2作品は、非常に完成度が高い、って清家さんも言ってて、あとはスタッフの音響と照明次第・・・っていうプレッシャーとの闘いみたいになってましたが、清家さんの演出力、会員さんたちの演技力に比べたら、スタッフ力と、機材が今ひとつゆえ、闘う前から心折れそうでした。
それはともかく。
1作品目「メアリー・ステュアート」。
台本には4人の女性が登場しますが、1人1役ではなく、2組が、2役ずつ交互に演じてくれました。(たとえば、この写真で顔をうずめているのがメアリー・ステュアートで、抱きかかえているのが女中のケネディだとすると、照明と音楽が切り替わるたび、メアリーとケネディが入れ替わります。エリザベス女王とナニーも同様に。衣裳や小道具で、どちらがどちらか一目でわかる仕掛けになっています!わかりやすく親切!)
メアリー・ステュアートの人生の幕を閉じます、っていうこのシーンで、文字通り幕を閉じます。清家さんの演出が冴えわたる、ロックで、セクシーで、ちょっぴりエロティックで、スタイリッシュで、演者さんたちの熱演が光る、さいっこうにカッコよい作品でした!
2作品目「おやすみ、母さん」。
母と娘、2人だけの登場人物で、冒頭、娘が母に「自殺する」と告げて、それを何とか思いとどめようとする母の、実際の時間の流れ(リアルタイム)の物語。
持病のてんかんのために、働きにも出られず、ずっと家に閉じこもる娘に、依存しすぎた母。その重荷をおろすには、自殺しかないと決心した娘。なんて悲しくて、なんて胸が苦しい作品・・・途中からずっと客席の方からすすり泣きが聞こえてました。
最初と最後は、母親の床にうずくまっているシーン――という演出でした。母親にとって、ずっとそれがループするのを暗示している、っていう清家さんの演出。
泣き叫ぶ、泣き喚くシーンも多くありながら、全体的に抑えた演技が、この作品の悲しさをより引き立ててました。悲しすぎて直視できないよーーーっていうくらい、こちらも大熱演でした!
(結局、音響と照明はちょこちょこトチってしまいました(泣)ごめんなさい!皆さま!)
一転、それが終わると!
お疲れさまーーーいぇーーーい!!!
そして、かんぱーいーーー!!!終わったあとはこれでなくっちゃあ!!!
清家さんも演出楽しかったみたいで、それが何より、みんなの自信と力になったみたいでした。
ご来場の皆さま、ご協力してくださった皆さま、出演者の皆さま、そして清家さん、お疲れさまでした。本当に本当にありがとうございました。
次は、7月17日(日曜日)武蔵野芸能劇場でお会いいたしましょう!