シナリオクラブ・アドバイザーの文学座所属の高瀬哲朗さんの出演公演は、文学座4月アトリエの会
『 野鴨 』
作/ヘンリック・イプセン
訳/原 千代海
演出/稲葉賀恵
日程:2016年4月16日[土]→30日[土]
会場:信濃町文学座アトリエです。
文学座さんは来年創立80周年を迎えられるそうで、試演期間を経て「公演」と称する1本目の演目が、近代演劇の確立者と言われるイプセンの『野鴨』だったとのことです。(『人形の家』や『ヘッダ・ガブラー』で超有名な方ですね)
演出は創立メンバーでもあられる久保田万太郎さん。
(以下、文学座さんの公演情報ページより)
創立80年を前に、この文学座の原点とも言える作品に立ち返り、「新劇」が培ってきたリアリズム演劇を見直します。物事の正解を求めれば人は幸せになれるのか。真実は人を幸せにしてくれるのか。今を生きる私たちの心に訴えかける作品として新たな視点で上演いたします。
【あらすじ】
豪商ヴェルレの息子グレーゲルスは、親友ヤルマールとの久々の再会で、父ヴェルレの世話でかつてヴェルレ家の使用人だったギーナがヤルマールの妻になっていたことを知り、ある疑惑を芽生えさせる。グレーゲルスとヤルマールの父親同志は、かつて工場の共同経営をしていたが、ある事件によってヤルマールの父エクダルは社会的敗残者となり、息子ヤルマールはグレーゲルスの父ヴェルレの援助で家庭を持つことができたらしい。しかし、そのささやかな家庭の幸福な風景は、嘘で塗り固められた土台の上に立っていた。友に真実を告げて、真の幸福な家庭を手に入れてほしいと願うグレーゲルスだったが…。
約80年の時を超えて、作品がどのように成熟しているか、楽しみですね!皆さま、4月は文学座アトリエへ、ゴー!!!ですよ!