11月30日(土)2回に分けて、ドラマメイキング・クラスの発表会を行ないました。現在、メイキング・クラスは4クラス。1クラスは、スペインの傑作コメディを平尾仁さんプロデュースで、あとの3クラスは、羽子田洋子さんプロデュースのもと1つの作品を合同で、発表し合いました。
平尾さんチームは、リーディング・クラスのときからも読んでいた作品で、このメンバーの皆さんにとって、思い入れのある作品ということでした。とても真面目に作品創りに取り組まれる方々で、練習段階から、セリフの1語1語に想いを込めて演じていらっしゃいました。
可笑しいのは、こんな真面目な方々が演じるのは、麻薬を密売して生計を立てていて、部屋で薬打ってたり、麻薬育ててたり・・・という非常にアウトローな青年たちだってことです。最初は、どうみても真面目な人生を歩んでいるとしか思えなかった方たちが、だんだんその世界に住んでいるかのごとく馴染んでくるから不思議でした。平尾さんの、3カ月ちょっとにわたるプロのごときシゴキに耐えた皆さんは、終わったあと、とってもとっても晴れやかなお顔だったのが印象的でした。
この日は全部で6場あるうちの、最初の2場だけだったのですが、「続きが観たい!」という声が多数ありました!!!!!羽子田さんチームは、「ロミオとジュリエット」をベースに描かれた戯曲だったので、どの方も、必ず「ロミオ」か「ジュリエット」のセリフがあるのがカッコよく。ジュリエットが永遠のロミオを待ち続けるというストーリーで、ジュリエットは可愛らしく健気、ロミオはとにかくカッコいい!
しかしながら、合同発表する各クラスの方たちが顔を合わせるのはこの日が初めて。夕方の本番に備えて、お昼前から集まっていただいたのですが、昼すぎからの全員揃っての稽古は、正直ギクシャク・・・緊張みなぎるゲネプロは、初の通し稽古でもあり・・・(大丈夫か・・・)という心配もチラッとはありましたが、そこは、役者さんたちに劣らない人生経験とたくましさをお持ちの皆さん!
本番は、ビックリ(の10倍)するくらいの集中力の高さを発揮、すっっっっっばらしい舞台作品になりました!!!!!観てくださったほかの会員さんやお客様からも、大絶賛の嵐でした。
いやーーーーー、ホントに、いつも思うのですが、ホントに、ホントに、皆さんスゴイですよ!次はもっとたくさんの方に観てもらいたいです!!!!!
平尾さん、羽子田さん、お疲れさまでした。ホントにありがとうございましたそして、総合プロデューサー・清家さん、(照明も手伝ってもらっちゃいました!)お疲れさまでした。
メンターの皆さんも、満足げなお顔をされてたので、参加者の皆さんも、やりきった感と、メンターさんたちの表情で、とても嬉しかったのではないでしょうか。というわけで、ますますパワーアップしていくシナリオクラブのドラマメイキングです!そして、清家さんと羽子田さんは、蜷川演出・最新作『冬眠する熊に添い寝してごらん』の稽古に入って行かれたのでありました。
頑張ってくださいませ!