シナリオクラブ『リーディングライブ vol.1』10月7日13時武蔵野芸能劇場
レッスンの中での練習にも熱が入ってきております!今回、ほんとうに初めて舞台に立つ、っていう方もいらっしゃり、準備するこちらも、ドキドキ感がだんだん増してまいりました!
演目は、宮澤賢治作品の『注文の多い料理店』、野田秀樹作品の『表に出ろいっ!』、清水邦夫作品の『楽屋』などです。
監修してくださった羽子田洋子さんの選んだ作品たちは、やりとりの会話がとても面白く、「あー、わかる、わかる」というものや、シュールなものなど、セリフや言葉、物語を存分に楽しんでいただけると思います!さらに、飛び入り参加企画もございますので、たくさんの方に観に来ていただき、参加していただけたらと思っております。
10月7日13時より三鷹駅前の武蔵野芸能劇場にて『リーディングライブvol.1』を開催いたしました!今回の演出は、蜷川幸雄さんの舞台で長年活躍されているシナリオクラブ・アドバイザーの羽子田洋子さんにやっていただきました。発表会との違いは、月に1回ずつシナリオクラブの教室でやっている『リーディング・パーティ(読み合わせ会)』を劇場でやってみよう!というところから始まりました。そして、シナリオクラブの楽しさを一般の方にも楽しんでいただけたらと、「飛び入り参加OK!」の企画も盛り込みました。しかし、気軽な感じでやるはずだったリーディングライブでしたが、根がまじめな人たちだからか、「お客様に観ていただくなら、ちゃんとやらなくちゃ」という意識がすごくおありだったようで(かな?)なんか、だんだんと発表会と変わらないくらいの意気込みになっていったのでした。
前日、10月6日のリハーサル。この日は午後から集まって、全5演目ある最初の演目から、稽古が始まっていきました。ところが。確かに面白いんですけど、いつもは教室で生き生きと台本を読んでいる皆さんが、・・・カタイ!なんかカタイ!緊張感が漂っているっっ!それはそうでしょう。2月に発表会をやったメンバーと半分以上お顔ぶれが違い、舞台初体験!という方もいらっしゃいました。それに、スタッフといえば、ライブには参加せず、お手伝いを買って出てくださった会員さん、音響・照明は不慣れなわたくしたちスタッフ(ひとりは飯田荘平くんでしたが)で、こちらにもやはり緊張感が・・・。稽古が始まったときはどうなることかと思いましたが、さすがに舞台経験豊富な羽子田さんは、的確なアドバイスと、会員さんの緊張をほぐす優しさとで、前日リハーサルが終わるころには、俄然、会員さんたちがいつもの輝きを取りもどし、面白さも倍増していたのでした!!!!!
ただ、予定より早く終わったら早めにあがろうと思っていたのですが、結局、1時間も押してしまい、終了したのが10時になってしまいました。皆さん最後までよく付き合ってくださいました。
感謝です
10月7日当日。
朝は少し雨が降っていました。この日は10時集合でしたが、30分前には、ほとんどの会員さんが少し眠そう&ややお疲れ気味な感じで集まってくださっていました。ですが!舞台稽古が始まると、そんな素振りは全然見せずに、前日よりもさらに真剣さが増した分、迫力も増して、堂々と、そしてキラキラと舞台にあがって演技していらっしゃいました。わたくし、朝の集合のとき「ここまで来たら、もう開き直りですっ」と言ってしまったのですが、いい感じで開き直ってくださっていました。午前中のリハーサルも、結局、開場の10分前までやってしまいました。でもあとは幕が上がるのを待つのみ!開場時間になるころには、すっかり晴れていました出演者のご家族の方などのご招待した方々が次々といらっしゃいました。いつもシナリオクラブを応援してくださってありがとうございます。そしてとうとう、幕が開きました!羽子田さんの選んでくださった演目の1番目は、『ヒーローたちの出発』というコントで、羽子田さんは、これは「つかみ」とおっしゃっていましたが、見事、会場の空気をつかんでくださいました。次は、ご存じ宮澤賢治の『注文の多い料理店』。を、朗読劇仕立てで、語り手が舞台の面に腰かけて語るなか、2人の紳士が状況に翻弄されるようすを、表情たっぷりに見事演じ切ってくださいました。2部構成のうち、第1部のラストは、野田秀樹作品より『表に出ろいっ!』でした。お父さん、お母さん、娘という3人親子が、由緒ある家柄であるのに、誰が留守番するかでモメて、いかに自分に正当性があるかを主張しつつ、みにくい親子ゲンカをするんです。皆さんキャラクターをつかむのがすごくうまくて、テンポもすごくよくなってて、いちばん笑いが起こっていました。(音響の手が震えるほど笑いました)
そして、第2部が始まり、いよいよ『飛び入りタイム!』となりました。手を挙げてくださった方も、無理やり舞台に上げられた方も会員さんたちとはまた違った面白さで読んでくださって、これまた会場の空気を盛り上げてくださいました。ラストは演劇をやっている方にはお馴染みといってもよい清水邦夫作品の『楽屋』。この物語に出てくる「女優」たちに皆さんなりきって、これもとても素晴らしかったです!ラストは皆さん舞台に集まり・・・感動のカーテンコール!万雷の拍手とともに、幕を閉じました。お客様をお送りする出演者の皆さんのお顔はとても晴れ晴れとしていて・・・わたくしはうれしくて泣きそうになりました。ご来場の皆さま出演者の皆さま、お手伝いに来てくださった皆さま
当日は行けないけれど頑張ってと応援のお言葉をくださった皆さま、そして羽子田さん。陰から協力してくださった清家さん。本当に本当にありがとうございました。
ご来場の皆さまからも大好評をいただきました。お客様からアンケートもたくさん頂戴いたしまして、
温かいコメントをたくさんいただきましたので、ちょっとご紹介したいと思います。
・3回目のご来場N様より
「3回目で表現力がすばらしくなっているので、びっくりしました。これからのシナリオクラブの発展を願っています」
・2回目のご来場H様より
「皆様、活き活きされていました」
・飛び入り参加されたN様より
「とても楽しかったです。まさかのサプライズでした。やってみると面白かったです。ついていくのがやっとでした」
・2回目のご来場H様より
「前回の発表会のときよりも迫力を感じました。お話も笑えましたし、最高でした。ありがとうございます」
・初めてのご来場 I 様より
「どの物語も世界観が表現できていて面白かったです」
・初めてのご来場M様より
「みなさんとてもハッキリとした発音で、とても聞きやすく、楽しく聞かせていただきました。『読み合わせ』を聞くのは初めてですが、楽しかったです」
・初めてのご来場H様より
「台本を持つ手が震えている人を見て、とても緊張しましたこういうのがいいんですよね。いろんな台本を知ることができて、勉強になりました。ありがとうございました」
・初めての参加された会員さんの娘さまより
「初めての出演なのにすごく堂々と演じていて良かったと思う。まさに『嵐』のことでウケたこれからも頑張ってね!」
・初めてのご来場M様より
「初めて観させていただきました。予想以上に 楽しませていただきました。皆さん、お上手ですね!」
ほかにもたくさん頂戴しておりましたが、一部をご紹介させていただきました。とても温かいお言葉の数々、連休の中日にわざわざ足を運んでいただいたということだけでもありがたいというのに、こんなにコメントをいただけるなんて感激です!
(出演者の皆さんがそれだけ頑張ったということかなーー)ほんとうに皆さま、ありがとうございました!!!!!