スタッフ竹森です。今日は習い事についてのお話。
シナリオクラブは、「一流の俳優から演劇を習ったり共演することができる演劇教室」です。
このブログでは、いろいろな話題で情報を発信しています。
最近では演劇に関連する話題に触れてきましたが、習い事の話題はあまり触れてこなかったなと。
そこで今日は、習い事について調べてみました。
・習い事の年齢と人口を調べてみた。
習い事の年齢と人口が気になってしまったのでちょっと調べてみました。
総務省のデータの平成28年社会生活基本調査から引用です。
2016年のデータですが、習い事などを行動に移す人の割合です。
引用:男女,年齢,学習・自己啓発・訓練の種類別行動者率,平均行動日数
女性のほうが習い事に積極的かなと思いきや、男女の差はそれほどでもない・・・。
このデータからわかるのは、就職するまでの20代前半は習い事を行うピークですが、仕事などでだんだんと忙しくなっていき、習い事をしなくなってしまう。
そのあとに、45歳くらいからまた習い事を始める、みたいなものではないかなと。
生活時間についてもデータを探してきました。
引用:平成28年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要
22くらいで就職して仕事が忙しくなって、習い事どころじゃなくなっちゃう・・・。
引用:平成28年社会生活基本調査 生活行動に関する結果 結果の概要
習い事というのは何歳から初めても大丈夫だと思いますが、おそらく育児に費やす時間が減ってきた45~50にかけて、「もう一度習い事を始めよう!!」という方が多いのかなと。
ただし、リクルートのデータによると、
学び事・習い事未経験者の比率(「したことはないし、したいと思わない」「したことはないが、し
たいと思っている」の数字の合計)は、34歳までの年齢帯では年齢が上がるごとに小さくなるが、「35~39
歳」でまた上昇し、全年齢帯で50%を上回っている。本来、多くの人が学び事・習い事を経験していれば、
「したことはない」の比率は年齢が上昇するとともに小さくなっていくはずであるが、この結果からは、
学び事・習い事を実施する人としない人が二極分化し、「学ぶ人は何度も学ぶ」「学び事を実施しない人は
ずっと実施しない」という状況にあることが推定される。
~学び事・習い事の実施率は? 実施しない理由は?~学び事・習い事の実施率に関する調査
ということなので、45~50代の微増は、「習い事経験者の復帰」という側面が大きいのかなと。
・どんな習い事が人気なのか調べてみた。(男女)
では、どんな習い事が人気なのか、リクルートの調査結果から調べてみました。
女性の年代別ランキングを見てみると、ヨガとフィットネス、英語など自分自身に直接関係することが人気です。
家庭料理や、茶道、簿記は、年代によって変動がありますが、全体的には、個人に関連する習い事が人気ですね。
一方で男性の習い事と目的はこんな感じ。
全年代通して、習い事トップは英語。そして資格系が続きます。
49歳までは、ビジネスに関係するものが多いです。ゴルフは接待で使いますしね・・・
・男性は目的が一貫、女性は年代によって目的が変化。その理由。
男性の目的は「仕事のため」と「知識、教養を深めること」がが上位!
一方で女性は年代によって目的が変化してます
20~30代前半は「プライベートの充実」、35~40代後半までは「ストレス解消」
50~60代前半は「教養、知識を深めるため」と「好きなことに没頭するため」
総務省のデータから生活時間を調べてみると、時間の使い方が影響しているのかなと。
生活時間で見てみると、男性は仕事時間が多いライフスタイル。
女性は仕事以外にも、家事、育児などの時間が多いライフスタイル。
だから男性は、どの年代でも仕事のための習い事、女性は、お子さんの成長やライフスタイルの変化とともに、習い事に対する目的が変わっているんじゃないかな。
・習い事と目的の関係性
男性は目的が一貫しているので、資格系と英語など、仕事に関連するものが上位。
一方で女性は、年代で目的が変化するので、その目的にあった習い事が人気みたいです。
そう考えると
家庭料理=プライベートの充実
簿記=仕事のため
茶道=教養、知識を深める
このあたりとリンクしていると思います。
じゃあ、なぜ、ヨガや英語が上位にランクインしているかを考えてみました。
ヨガ=プライベートの充実、ストレスの発散、健康、美容
英語=教養知識を深めるため、コミュニケーション(旅行など)の幅を広げるため、仕事やキャリアのため
ヨガや英語みたいに上位にランクインし続ける趣味って、上位の目的が複数あるんですね。
これ一つ習うだけで、色々な目的が達成できる。一つで二度おいしい習い事というものです。
あとは知名度と、認知度の関係があると思います。
・演劇の習い事はなぜランクインしていないのか。
このランキングを見たときに疑問に思ったのが、
習い事として演劇が入ってないのだろうかと思いました。
下記のブログでもちょびっと語ってますが、
演劇って、
・自己肯定感アップ
・コミュニケーションアップ(プライベートの充実)
・感情を出したり声を出すことでストレス発散
・文学としての教養を得られる
一粒で2度おいしいどころか3度4度おいしいです。
でも習い事で演劇はランキング圏外。
なぜなのか、英語教室、ヨガ教室、演劇教室でGoogleトレンドさんに聞いてみました。
(Googleトレンド=調べた言葉がどれだけ検索されたかわかるツール)
やっぱり知名度・・・・。
つまり、多くの方が「演劇を習い事と思っていない」というのが事実だと思います。
英語教室やヨガ教室って、探せばたくさんでてきますからね・・・
以前、平田オリザ先生が、「演劇が日本の教育に入らなかったので、日本の方は演劇を学ぶ下地がない」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだなと感じます。多くの人にとって、「鑑賞するもの」というものじゃないかなと。
演劇を習おうと考えると、「劇団」や「俳優になる」というイメージが大きいです。
ただし、逆に言うと、それだけレアな習い事でもある、ということでもあります。
・シナリオクラブは一流の俳優から指導を受けて舞台に立てる演劇教室です。
ここで一番最初に戻るのですが、演劇を学んで、舞台に立つ快感を味わうことができ、なおかつ習い事の範疇でできるところってどこなんだろうと考えた時、全部を満たすことができる場所ってまだまだ少ないのかなと思います。
なので「シナリオクラブなら全部できるよ!!」って言います。
演劇って、やはり経験してみないと楽しさはわからない。でも教育に取り入れられてないので、多くの人が「演劇って楽しいの?」という状態です。そのため、「習い事のように週に一度通いながら、一流の俳優さんから指導をうけて、大舞台に立てる演劇教室」というコンセプトで多くの人に演劇をやる楽しさを知ってもらいたいし、演劇の楽しさを知っている人の受け皿となる演劇教室になりたいと思っています。
また、習い事として、とてもレアなので、「一般的な習い事はやりたくない!!」という方にもオススメしますよ!