以前のブログで、演劇の集客にはやっぱり美しい動画を作るしかない!!
と言ってたんですが、今日、サウナに入っているときにピンと閃きました。
やっぱりサウナはアイデアの宝庫。
ちなみに以前のブログ
きれいな動画やきれいなフライヤーを作らなくても、もっと簡単に、もっと手軽に集客アップする方法がありました。
というかこれやっておかないと、潜在顧客をガンガン逃してしまう。それは
チケット購入までの動線を簡略化
です。
現状のチケットの購入方法
動線の簡略化を説明する前に、いわゆる一般的なチケット購入までのフローを見てみましょう。
1.フライヤーやSNSで、舞台を知る。
2.劇団HPやチケットサイトを探す
3.チケットサイトなどで自分の情報を登録
4.ようやくチケット購入
といった流れ。
普段から観劇する人は慣れっこな流れで気にも留めないんですが、初見の人がこれやったら、大体2~3で離脱します。
2の検索で、劇団HPにたどり着いても、チケットの取り方分からなかったり、チケットサイトにたどり着いてもどう使えばいいかわからない。
しかも公演内容がうろ覚えだと公演情報に辿りつきにくい。
前回のブログにも書いたのですが、現代人は待つのも、まどろっこしいのも嫌いです。
この時点で「観に行きたい」という熱量は、「めんどくさいに」に塗りつぶされてしまう。
さらにチケットサイトでは会員登録が必要だったりします。
よっぽど欲しいじゃない限り、会員登録フォームなんてしませんから、こうなってくると「観に行かなくていいや」となってしまう。
というわけで、ここの動線の整理ってものすごい急務だったりします。
このチケット購入までのフローが簡略化されてないと、どんなにいい動画作ったって効果を発揮できません。
例えるなら、野原のど真ん中にすごい看板が立っているけど「店はこの近所にあるから探してくれ」って言ってる。そんなん、ほとんどの人があきらめちゃう。
では、このチケット購入フローをどう簡略化するかというと、公式LINEアプリを使うのです。
公式LINEをうまく使おう
まず普通のLINEと公式LINEの違い。
そもそもアプリが違います。
普通のLINEはこんなアイコン
公式LINEはこんなアイコンです。
その違いは、普通のLINEは1対1や多人数でやり取りするツールですが、公式LINEは顧客と企業でやりとりできるツール。
例えば、ディズニーの公式LINEはこんな感じ。
この公式LINEを遣えば、団体対観客が個別でやり取りできること。
そして観客同士はこの公式LINEに関しては横つながりがないので、団体と誰がつながっているとか、他の人が話している内容だとかを知りようがない。
図にするとこんな感じです。
さらにこの公式LINEの良いところは、一つの公式LINEアカウントを複数で持てること。
つまり、それぞれIDパスワードが違うので乗っ取りも起きにくい。
これが何を意味するかというと、団公式LINEを作って観客とやり取りした場合、そのトークは公式LINEを管理している劇団員全員が見ることができる。そのため、情報はオープンだし、やり取りの履歴が残る。そして個人同士のやりとりが発生しにくいし、トラブルも未然に防げます。
公式LINEは印刷物にQRコードが張り付けられるし、ソーシャルでも「こちらから登録」といってURLを張り付けることができる。
シナリオクラブの印刷物はこんな感じ。
最近のiPhoneだと、カメラを向けた瞬間に読み取ってくれます。
また、HPに張り付けるにしても、下記のように簡単に作れちゃうし、これをポチっとして、登録したらすぐやり取りできちゃう。
ソーシャルに乗せるなら、URLを張り付ければいいのです。
そして登録時の自動応答メッセージを「チケット予約の方は、公演名と枚数と申込者の名前を書いてね♪」などにすればそのまま公演の予約としても活用できます。
公式LINEをチケット購入に利用すると、フローは
1.気になった劇団や公演を発見
2.QRを読んだり、URLを踏んで登録
3.LINEで直接申し込み
という風に、恐ろしく早く簡単になります。
そして、LINEの使用率は、今や86%。(LINE紹介資料より)
老若男女問わず、日本のほとんどの人が使ってます。
団体と顧客のやりとりはタダなんだから、ものすごく有効活用できますよこれ!!
もし、当日キャンセルが怖い場合は、電話番号を入力するようにすれば多少はマシになると思うんですよ。
公式LINEのもう一つのメリット、一斉送信メッセージを送れる
公式LINEって、登録者に一斉メッセージを送れるんです。規模によってはお金がかかりますが。
でもメッセージを送ることで、チケット購入のため登録してもらった人たちに、そのまま次回公演の予定を伝えるDMツールともなるんです。
次回作の告知をHPで行ったりするよりも遥かに効果的だと思いますよ。
というわけで、まずはチケット購入までのフローを簡略化するために、公式LINE導入してみませんか、劇団のみなさん。
次回は、公式LINE導入方法を解説していくよ。