鬼滅の刃ライブビューイングを舞台俳優とプロカメラマンと観に行って感想を聞いた話。

鬼滅の刃ライブビューイングを観てきました。

最近、ほんとキメステの話しかしてない。

ライブビューイングとは

2006年にスタートし、まだ新しい試みのライブビューイング。そもそも何なのか。

一言で言うと生中継。しかし、ただの生中継とはまるで違う。

舞台、鬼滅の刃の場合は、全国の79か所の映画館で千秋楽公演を生中継してます。

1会場に300人としても、 300 × 79 = 23,700人

コンサート張りの動員数です・・・。

そして「ストーリーがあり、芝居であり、きちんとした段取りがある。」

まさに失敗は許されない場・・・。

「舞台で、生中継で、カット割り多数? いやいやいや、そんな無茶な企画、あるわけないでしょwwwwいやいやいやwwww」

僕の心の中の濱津さんが言ってる。最初に考えた人間はすごい・・・。

そして、今回はせっかくなのでプロの方のお二人にもライブビューイングを一緒に観に行きました。

紹介


撮影も編集もできる、何でもできるプロの動画クリエイター。

ライブビューイングは初めて。

今回、竹森が無理やりさそった。


シナリオクラブのチーフメンター。

舞台俳優歴40年。蜷川幸雄さんの舞台最多出演を誇る。

ライブビューイングは初めて。2.5次元見るのも初めて。

今回、竹森が無理やりさそった。


というわけで、ライブビューイングを観に来たわけです。

皆さん、原作の予習ばっちりですね?


読みました。


2巻までは・・・。


大丈夫!残りは車で読もう!!!

 

というわけで、映画館へgo!!


遠かったね・・・・。

 


チケット、ここしか取れなかったんです。

ライブビューイング、全国で79か所とはいえ、都内は即日完売。

まあ、チケット販売の時間に取るのをすっかり忘れてましたんですけどね

 


車で読んでたら、酔いました・・・。

 


頑張って!!

 

というわけでお邪魔したMOVIX亀有。上映スクリーンは10番で、最大460人入るらしい。


お客さんは女性が多めですね


原作も女性ファン多めかも。ただ男性が観ても間違いなく面白いですよ!!
初の2.5次元をどう観るのかを観てみたいですね。

 


我々の席は・・・。うん、見事な最前列、ど真ん中だね


いやー、まさかの最前列ど真ん中とかありえます??
なんせ、席指定できなかったんで。まあ、一番よく見えるということで。


首が心配になってきた・・・。

 

というわけで、約2時間半にわたる、鬼滅の刃、ライブビューイングスタート!!!

※上映中のおしゃべりは禁止です。


おお・・・・。


ほう・・・・。


うむ・・・・。

鬼滅の感想を語ろう!!


いやぁ、良かった・・・。


面白かったねぇ。観に来た甲斐があったよ


思わず見入ってしまいました・・・。


プロの方から見て、どうでした?


カメラマン目線から言うと、今日のライブビューイングって、公演の生配信なわけじゃないですか。
生だから無茶はしないだろうと思ってたんですが、最低でもカメラ5台使って、次々にアングルを変えてる・・・。
さらっとやってますけど、すんごい大変なことやってますね・・・。


そうなんですか?


ええ。綿密なリハーサルを重ねて、どこに演者さんが登場するかを計算したうえでカメラを向けてます・・・。生配信なのに・・・。失敗できないのに・・・。「無茶しやがって・・・。」って言いたいですね。
あと、プロジェクターを使った演出で、演者とタイミングがドンピシャ。あんな正確にできるのってあります?
カラスが手に乗るとか、あれ、どんだけ訓練しているんだろうか。


劇場に入ってから、どんだけ練習を重ねたんだろう?想像がつかないな・・・。
プロジェクションマッピングとあそこまでドンピシャに合わせるには、劇場入りしてから相当練習しないとダメでしょう。


あれ、素人の僕が観てもすんごいなぁと思ったけど、プロから観てもすごかったんですね・・・。


あと、原作への愛がすごい。禰豆子の最初の蹴りの角度は原作とまんま一緒。


都合上、端折った部分もあるけど、重要なところはしっかりやってましたからね。
原作愛っぷりはすごいっす。


僕は、鼓の鬼の響凱の芝居がすごく良かった。
あの人だけ特別なことしてたの気づいた?


・・・?わかんなかったです。


あの人だけ、一切、目を瞬きしなかったんだよ。
そうすると異様な雰囲気を纏ったように見える。大変なことやっているんだよ。


マジか・・・。
流石、プロならではの視点です。


このライブビューイングっていつから始めたんだろう?


2006年くらいが始まりみたいです。


蜷川さんの舞台でも、ライブビューイングが導入されたらよかったのにね。


時々、映画館で過去作品を上演しているのは観ますね。
ただ、生配信はなかったかも。

ライブビューイングのここが良い点

・映画館なので、座り心地がいい

・色々なアングルでのカットが入るので見逃しがない。

・劇場に行って生で見たくなる。

・舞台の魅力を引き出すように撮影している。


2.5次元と、普通の舞台との違いって何でしょうね?


すごくおおさっぱにいうとやっぱり漫画原作かな。
あと、最新鋭の設備やあの表現方法はすごく驚いたよ。


でしょでしょ


2.5次元はエンタメだけでなく、文化として残っていってほしいよね。
例えば、時代を経て紡がれてきたシェイクスピアのような作品みたいにね。
もしかしたら、鬼滅の刃のような作品も、後世に語り継がれていくかもしれない。
でも、歴史の中で洗練されてきたシェイクスピアも作品に深みがある。何故なら人間の普遍性を描いているから。
ならばシェイクスピアをあの形でやったら何ができるのかは見てみたいね。


シェイクスピアが生きてた時代は、彼の舞台はまさに2.5次元みたいなものだったのでしょうね。
それが歴史を経て文化になってきた。


今の2.5次元は「漫画原作だから」みたいな空気と敷居の低さはあるかもしれません。
でも、そこから洗練されて文化になっていくのかも。


2.5次元の手法で、映像では表現できない役者の魂と魂がぶつかり合う演劇というのも観てみたいね。
参考になることはいっぱいあったし、本当に面白かったよ!

最後に

というわけで、プロ二人が見ても大満足だったライブビューイングです。

僕も舞台とライビュの両方を観ました。

一応原作漫画が好きという補正がかかっているのは間違いないですが、その上で感じたのが、舞台の面白さをそのまま生かして、映像への文法に切り替えているんですよね。

舞台ではなく、ライブビューイングだけでも楽しめるよう、めちゃくちゃ苦労に苦労を重ねて撮影してます。

この出来なら映像化されて、円盤(DVDやBlu-ray)の予約が殺到するのもよくわかります。

というわけで、もし食わず嫌いしている方がいたら、ライブビューイングから入るのをオススメします!!

公演よりも、若干チケット取りやすいよ!!

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