【重大なネタバレあり】大のおとなが「アベンジャーズ エンドゲーム」を観て、号泣した話。

スタッフの竹森です。

アベンジャーズエンドゲームを、に見に行きました。

個人的に、めちゃくちゃ好きなシリーズの集大成であり、完結編みたいなものなので、ネタバレを踏む前に、早く見に行きたかった。

そして、めちゃくちゃ泣いた・・・

ご存知ない方に説明すると、この「アベンジャーズ エンドゲーム」は、MCU(マーベルシネマティックユニバース)の集大成でもある作品です。

マーベルシネマティックユニバースとは

まず、「マーベル・コミック」からの説明です。

アメリカで大人気の出版社の名前が「マーベル・コミック」

そしてそのコミックの実写映画化シリーズが「MCU(マーベルシネマティックユニバース)」といいます。

(有名なキャラクターだと、スパイダーマンやアイアンマンなど)

「アベンジャーズ、エンドゲーム」このMCUの集大成であり、第一作目、「アイアンマン」から始まった、22作品の集大成という、壮大な物語です。

ネットからの拾い画ですが、時系列に並べるとこんな感じ。

多い!!

全く知らない人が1日1本見ても一か月近くかかる・・・。

よくネットで「これだけは押さえたほうがいい」という記事を見かけるくらいに作品数が多い。

作品数がこれだけ多いのは、マーベルの古い歴史があるからこそです。

マーベルコミックが誕生したのが1939年。

少年ジャンプが1968年に刊行されたので、何気にめちゃめちゃ歴史が古い。

キャプテンアメリカなんかは、1941年に刊行された、めちゃくちゃ歴史があるヒーローです。

日本で同じくらい歴史があるヒーローなら、月光仮面辺りだろうか。

ちなみにMCUには、版権の問題で出てきませんがX-MENもマーベルの世界の方々です。

「マーベルの世界観」と僕の出会い。

マーベルでは、別の作品のヒーローたちが共闘します。

日本風に言えば、集英社のキャラが全員集合して戦うような感じ。

マジンガーZ、ケンシロウ、悟空、ルフィが一つの作品の中で戦ってたら熱い!!

そして、日本で、僕とマーベルの出会いは今から20年以上前にマーベル作品の格闘ゲームです。

詳しくは、マーヴル・スーパーヒーローズ


このあたりで、初めてスパイダーマンやキャプテンアメリカを知りました。

この時のラスボスはサノス。めちゃくちゃ強かったな・・・。

その後、マーベルキャラたちは、ストリートファイターと戦ったり、カプコンの面々と戦ったり、どんどんシリーズ化。オールスターバトルみたいですごく熱いゲームだったのを覚えています・・・!

この時のマーベルキャラクターが大好きでしょうがなかった。

その後、「死霊のはらわた」のサムライミ監督によって2002年、スパイダーマンが実写映画化されます。

まだ壮大なMCU企画は立ち上がっておらず、あくまでもアメコミの実写化というものでした。

その後、満を持して、MCUの立役者「アイアンマン」が公開されます。

トニースターク役の決定は難航したそうで、 ジョン・ファヴロー監督は波乱万丈の人生を送った、ロバート・ダウニー・Jrをオファーしたが、他のスタッフからは「どんなことがあっても、彼を雇うことはない」と言われたそうです。

(ちなみにファブロー監督は、運転手のハッピー役でアイアンマンに出演しています。最新作の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でも登場。)

ところが、ロバート・ダウニー・Jrは圧倒的な演技力によって、トニー・スターク役を勝ち取ります。

アイアンマンが大ヒット!!

アイアンマンが、全世界の興行収入で5億8517万ドルをたたき出します!!「 スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲」が5億3837万ドルなので、製作費の違いはあれど、スターウォーズ並のヒットを飛ばしました!!

(Forest-Catより引用)

このヒットこそ、MCUの22作目までの壮大なプロジェクトが発進できたんだなと思いました!!

そして、今作エンドゲームでは、主要キャストが、マーベルとの出演契約を満了しました。

Vanity Fair誌が『アベンジャーズ』第4作をもってマーベルとの出演契約を満了すると伝えているのは、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、ブルース・バナー/ハルク役のマーク・ラファロ、トニー・スターク/アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソン、ソー役のクリス・ヘムズワース、クリント・バートン/ホークアイ役のジェレミー・レナーだ(順序は原文通り)。

『アベンジャーズ』主要出演者、シリーズ第4作で出演契約満了へ ― マーベル社長は「フィナーレになる」と明言

主要キャストが、契約満了するエンドゲームはどうなってしまうのか…。

以下、エンドゲームのあらすじから感想まで、ネタバレがたくさん含まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンドゲームのざっくりとしたあらすじと感想

ここからは、文字ばっかりで、めちゃくちゃ長いです。

前作インフィニティウォーからの続きは絶望的。バートンの家族も消滅に巻き込まれてしまうし、社長は宇宙で遭難してるし。

そして、サノスを倒しに行っても、すでにインフィニティストーンは消滅してるし、どうしようもない。

人類を戻す術が無いまま、5年経過・・・。

 

5年後の世界は無政府状態。スティーブは、前に進もうとする人の後押し。

ナターシャはずっと「どうすれば消えた人は元に戻るか」を考えている。

他のみんなも、どうしたらいいのかと悩んでいる。

社長は幸いにもポッツが生きていたため、娘が生まれて、家庭を築いて平穏な生活を送ってます。

 

誰もが諦めていた時、スコットの登場で状況が一変。

あのネズミ、ストレンジ先生の、1400万605通りの未来から引き当てたものらしい。

Q:ネズミがボタンを押して偶然に量子マシンがオンになってEGが発生した。これはちょっとした偶然ではないか。

A:はい。ネズミが世界を救った。それは1400万の未来の可能性の中の1つであり、ネズミがボタンを押すのを失敗することもあった。それでヒーロー達は未来で失敗した。

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どうやら、アントマンの力を使って、タイムトラベルができるかもしれない!?

「タイム泥棒」計画のために、かつての仲間を探しにいくが、

 

筋肉と脳味噌が融合して、優しいハルクになったバナー

殺し屋として落ちぶれて、何故か日本まで出向いたバートン(ホークアイ)

あの事件以来、メタボ化して、すっかり泣き虫になったソー

 

みんな、めちゃくちゃ変わってる!!特にソーは「我、オーディンの息子ぞ!!」みたいなキャラだったじゃないか・・・。

 

「タイム泥棒」計画は、一度きりのチャンス!!

どの時代に行けば、最も効率的に石を集められるかを綿密に計画します。

 

ニューヨークに向かう、社長とスティーブとスコットとバナー。

アズガルドに向かうソーとロケット

モラグに向かうローディとネビュラ

死の星ヴォーミアへ向かう、バートンとナターシャ、嫌な予感しかしない・・・

 

ニューヨーク組は、バナーはエンシェントワンとの対話の末、タイムストーン入手。

どうやら、ストレンジが石をサノスに渡すことすら、勝利への布石だったらしい。

スティーブも無事、杖を回収

しかし、ハルクの妨害で、キューブのみ入手に失敗したため、一か八か、「ピム粒子」と「キューブ」が同時にある1970年代に飛ぶ。

この時のハワードスタークとトニースタークの邂逅、ペギーを見つめるスティーブの姿はなんとも言えない・・・。

個人的に、「良き父親になるにはどうしたらいいんだろうな」というハワードにアドバイスをするトニーを見ながら、涙腺が緩みました。

「国のために戦ってくれて、本当にありがとうございます」

 

一方、アズガルドでも、亡くなる前の母とソーが出会います。

未来から来たことを知っていた母は、ソーに優しい言葉と励ましの言葉を。

完全に心が折れていたソーも、ムジョルニアを持ったことで、自信を取り戻し、未来に戻ります。

ここのストーンはロケットが一人でものすごい頑張った。

 

そしてモラグ組は、クイルを気絶させて難なく石を入手できたものの、トラブル発生!

未来と過去のネビュラの通信が混在したことによって、サノスにバレてしまう。

 

一方では死の星ヴォーミアでは、死亡フラグ通り、ナターシャを犠牲にしてソウルストーンを手に入れます・・・。

この流れは、どうしても回避できないものらしい・・・。

 

ナターシャが犠牲になりながらも、石を全部そろえることに成功。

しかし、人々を戻すにはガントレットを使って、体に膨大なエネルギーが体に流れてくるのを耐えながら、指を鳴らすしかない。

人間にはとても耐えることができず、できるのはハルクだけ。

しかしハルクですら瀕死になりながら、指を鳴らします。

 

そして、全人類が戻ってきた・・・のか?

が、その瞬間に過去からサノスがやって来ます。

 

ガントレットを奪いに来たサノスVSビッグスリーによる、壮絶な最終決戦!!

しかしアイアンマン、ソー、キャプテンアメリカの三人がかりでもサノスには適わない。

窮地に陥った3人だが、そこで、キャップが覚醒!!なんと、ソーのムジョルニアを使いこなし、サノスを徐々に追い詰めていきます!!

しかし、それでもサノスを倒すことができず、戦艦から大軍団が増援にきます。

絶望的な状況・・・でもあきらめないキャップ・・・

その時、キャップの背後から、なんと復活した全ヒーローが集結します!

 

これは本当に熱かった!!

今までのMCU、22作品のキャラクターほぼ勢ぞろいで登場!!

大乱戦の中で、全員に見せ場がある丁寧な作り!!

まさにMCUの最後にふさわしい最終決戦でした。

これで、勝利の大団円だと思ってたのですが・・・。

 

 

最後の最後で、アイアンマンが犠牲になった。

 

サノスに全部の石を奪われた絶望的な状況で、社長が最後の最後で奪い返して指を鳴らした・・。

 

石の力でサノス達を消滅させたものの、その反動に耐えられるはずがなく、

そのまま息を引き取りました。

 

トニースタークは、僕にとって、「子供のころからテレビで見てた、憧れのお兄さん」みたいな感じでした。

マーベルスーパーヒーローズから馴染みがあって、実写映画になって、MCU全作品を追っていくうちに、だんだん好きになっていった社長。

いろいろな騒動を解決し、時には自分が元凶になった社長。

作品が進むごとに、気苦労が増え、メンタルが弱る社長

アイアンマン2で、自分が死ぬことを恐れて自暴自棄になったり、アベンジャーズで戦いすぎた結果、恐怖でパニック障害になったり、

シビルウォーでは友人に裏切られてメンタルがボロボロになったり、どこか人間臭くて憎めないキャラだった社長・・・。

最後の最後に、みんなのために、インフィニティストーンを使って、娘さんを残したまま、亡くなりました。

社長、そんな自己犠牲をするようなキャラじゃなかったじゃん・・・。

 

映画館で号泣しました・・・。

 

僕の中で、20年以上前から馴染みがあったマーベル。

その壮大な世界観を作り上げたMCU。

立役者でもあったアイアンマン。

 

アイアンマンこと、トニースタークが死んだということは、「ずっと憧れていたお兄さんが死んだ」ということでした。

 

アイアンマン1のラストは記者会見場で「私がアイアンマンだ」と言って、物語が完結します。

 

エンドゲームも、

「私がアイアンマンだ・・・。」がトニーの最後のセリフになります。

 

「最初、あの瞬間にトニーは何も言っていなかったんです。ですが編集段階で、“何か言わなきゃいけないな、彼は軽口をたたきながら生きて、そして死ぬキャラクターなのだから”と。そこで最後のセリフをたくさん考えたんですが、うまくいかなかった。[中略]そしたら編集者のジェフ・フォードが、“私がアイアンマンだ”と言わせて、物語を一周させるのはどうかと提案してくれたんです。」

THE RIVERより

 

エンドロールを見ながら、大きな物語がここで終わってしまって、次の世代に変わったんだなぁと思いつつ、もうスクリーンで、ロバート・ダウニー・Jrのアイアンマンは見れないんだなという悲しさがありました。

 

自分の人生を歩んでキャプテンアメリカを引退したスティーブ。

王ではなく、好きなように生きることに決めたソー

そして、最後の最後に、自分のためでなく、世界のために犠牲になったトニースターク。

 

やっぱり思い出すと、メソメソしてしまう・・・。

悲しいなぁ・・・

 

超天才だけど、ポッツには純情で、実はメンタルが弱くて、人間臭くてどこか憎めないトニースターク。

最後くらいは、家族と幸せになってほしかったなと思っています。

 

エンドゲーム、公開終了が6月27日。

二度目を見に行ったときは、最初の遺言を残しているシーンでもうダメでした・・。

なんだかんだメソメソしながら、これが最後の見納めとして、何度も通いたいと思います。

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