こんにちは! 理学療法士の資格を持つ竹森です。
写真は、一昨年くらいのまだ生きがいい僕です。
唐突ですが、理学療法士って何ぞや?って方のために説明すると
ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。
一言でいうと、「国が認定したリハビリの専門家」です。ちゃんとした国家資格です。
今日はそんな理学療法士の私が、個人的な体験からストレッチをめちゃくちゃオススメしたいと思ってます。
ちょっと専門的な話と、途中でPRもあるよ!
ストレッチって何?
ストレッチというと、大体思い出すのが小学校の頃の
「屈伸!!1、2、3、4」
とかのアレをイメージする人が多いと思う。
実際、小学校のころやっていて、「これ本当に伸びてる?意味あるの?」と思った人絶対多い。
で、ここだけの話、ストレッチはめちゃくちゃムズイ。
我流でやる人は、大体ストレッチ失敗してます。だって筋肉伸びないからね。
ストレッチの目的は、
・筋肉を伸ばす
・関節の可動域を増やす
・疲労回復
・柔軟な筋肉の獲得
なんだけど、小学校でやった時って、なんとなーく先生の言う通りやってたから、多くの人が「こんなものか」みたいなイメージ持ってると思う。
だけど、美味しんぼの山岡さんがストレッチににこだわりがあったら、
「こんなのはストレッチじゃない!!明日、もう一度来て下さい、本当のストレッチを体験させますよ」
というくらい奥深くて難しいのがストレッチ。
真のストレッチとは
ストレッチが何故そんなに難しいかというと、筋肉の付き方を知った上で最大限に伸ばすにはどうしたらいいかと考えながらやらなきゃ意味がない。
教える側が「筋肉ってどこにどんな風についているの??」って考えないとダメで、だからこそ一朝一夕ではできません。
それだけじゃなく、筋肉って単体で動かすことは少ないんですよ。
床から重いもの持ち上げる時、腕で重りを持って、膝、下半身に力を入れつつ、体にも力を入れて・・・。
と色んな筋肉を同時に使ってます。
そのため、腰痛あるあるの一つに「腰が痛いと思って揉んでも治らない」というのがある。
原因を見てみると、お尻が硬かったり、ももの裏が硬かったりして、そこから腰痛につながっていたケースがある。
そういった体の硬さや、筋肉の動き、果ては関節の動きまで理解した上で隅々までほぐして、ダルンダルンにして、
「ゴムだから(腰痛は)効かねえ」とワンピースのルフィみたいなゴム人間になるのが真のストレッチです。
しかし、どんなに頑張ってもたった一日で全筋肉、関節がダルンダルンとかは絶対無理。
続けていったら、だんだんダルンダルンになっていくのが真のストレッチ。
何故なら、筋肉って何もしないとどんどん硬く縮んでいくんですよ。
「あれ、若い時は床まで手がついたのになぁ・・・」
と硬くなるのは何もしないまま過ごすからです!
特に現代人や、家にこもりきりの人はずっと座っているから腰が死にやすい。
長時間座ったままの姿勢は、腰痛のもととなる筋肉(超ざっくり)がめちゃくちゃ硬くなり、冬になると冷えでまずます硬くなり、不意に動かしたときに筋肉がギックリしてしまって、「ぎゃああ!!」となります。
人生で2度ほど強いギックリ経験がありますが、あまりの痛さに死を覚悟しました。
ストレッチ以外の方法はどうなの?
軽いのも含めると、僕は年に一度は自分の腰をギックリ殺す、絶対自分の腰殺すマンなので、マッサージ、指圧、整体、鍼灸と様々なものを受けてきました。
結論から言うと、どれもそれなりに効果がある。
マッサージは気持ちいいし、指圧や針は押したり刺された時は痛いけど楽になるし、整体は、ゴキゴキされたし(すいません)
ただ、一時的によくなったけど、1~2か月するとまた痛みがぶり返しきたので、「こりゃ根本的に治さなきゃ堂々巡りになるぞ」と気づきました。
そこで気づいたのですが、今って、マッサージも指圧も、整体もなんとなく行きにくいなと。
いままでコロの野郎が来るまでは
「腰が痛い・・・ギックリしたら治しにいくか」
的な感じだったんですが、今年に限っては、不要不急の外出は減らしたい人が多いし、自前で治せるなら治したい。
そこでストレッチをやり始めたのがきっかけ。
ところが、理学療法士の知識があってもやっぱりストレッチは難しい。
というわけで人から受ける初ストレッチを体感したんですが、ぶっちゃけ最初は死ぬかと思った。
「足が!!足が!!曲がっちゃいけないところに!!」
「腕が変な方向に!!グアアアアアア」
とか、なんか新手の拷問食らっているんじゃないかと思いました。
(※個人の意見です)
もちろん、やってくれる人は完全にプロなんで、骨が折れるとか怪我するとかは一切なかったです。
代わりに、あれだけ苦しめられた腰痛が嘘のようにスパッと消えた。
もちろん、他の鍼灸や、マッサージや指圧も腰痛が消えるときは本当にスパッと消えます。
しかし、ストレッチが他のものと違う点は
「自分で継続して続けることができる」
鍼灸もマッサージも指圧も整体も、他の人にやってもらうのが前提だけど、唯一ストレッチだけは、
「自分で継続して続けることができる」
大事なことなので二回言いました。
継続は言うは易く行うは難し
さて、ストレッチは継続すると本当に効果が出ます。
ただし、継続が難しい!!
三日坊主という言葉があるように、継続してずっとやり続けるのは尊敬します。
ストレッチは週に一度でも大丈夫なんですが、意外と週に一度でも継続ができない
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何故ストレッチなのか
11月に入って、世界がコロのヤツを見つけてから一年ほど経とうとしているんですが、世の中の流れ的にまだまだコロが収まらない感じです。
コロのせいで
「外出できない」
「在宅で腰が痛い」
「体がなまってきた」
「気持ちが沈んできた・・・。」
って人がどんどん増えてます。僕の周りでもよく聞きます。
シナリオクラブのオンラインレッスンを受けた人で
「声が出せてよかった!!」
「ストレス解消になった!!」
という人が増えてうれしいんですが、やっぱり体のメンテナンスがすごく重要。
理学療法士時代、それまで元気だったのに骨折したために寝たきりになって、結果として認知機能(脳の働き)がめちゃくちゃ悪くなったりって人は何人もいました。
家の中で閉じこもりというのは、寝たきりまではいかなくても似たような生活になってしまいます。
散歩したり、ちょっとそこまでお出かけってできたりしたら一番良いのですが、世の中の空気がまだそれを許してくれない感じもあります。
なので、せめて家の中では自由に運動して声をだして健康になって、ついでに自信を取り戻してほしいなってのが本音です。
そしてせっかくやるなら、僕よりも現役でトレーナーやっていて、ボディメイクのスペシャリスト、高橋広和さんと縁ができたので、プロに本格的なストレッチをオンラインで行ってもらうのが一番良いなと思っています。
家から出る必要がないしね。
トレーナーの高橋さん。ガチですごい方。
あともう一つ重要なのが滑舌と声。
声と舌と滑舌と肺炎
年を取ると筋肉が衰えてくるんですが、喉の筋肉や横隔膜といった呼吸の筋肉も例外なく衰えてきます。
この辺は論文にも書いてあって、ざっくり要約すると、横隔膜や喉の筋肉が衰えるのと、誤嚥するのは関係があるよという内容です。
コロのやつのせいで、会話する頻度ががっつり減った人はめちゃくちゃ多いと思うし、喉も下も呼吸筋も衰えていってる人が多いと思う。
そして何が怖いかというと、「肺炎」
これって、コロナではなくても肺に異物が入ると起こしやすいし、喉や舌、呼吸周りの筋肉が衰えている人ほど肺に異物が入りやすい。
できることなら予防して、ずっと健康でいたいし、せっかくなら楽しく予防した。
というわけで、シナリオクラブ的に何かできないかなと思ったとき、せっかく声を出す教室なのだから、基本のストレッチをおさらいしつつ、滑舌や声に関しては経験を積んだプロの俳優が一番いいかなと思いました。
なので声トレ・家トレクラスは声と体のストレッチの二本立てになっています。
最後に
僕も家に閉じこもり、座りっぱなしの仕事してますが、とりあえずストレッチを習慣にすると、腰痛は治るし、家に居るときも、
「とりあえずストレッチしてみっか!!」みたいな感じで気持ちが前向きになるんですよね。
僕は子供のころから体がめちゃくちゃ硬くて、前屈しても30センチくらい離れてるのはコンプレックスでしたが、
ストレッチをちょっとずつ進めていって、床にちょっとはつくようになったしそれが自信になってます。
次は股割りに挑戦して、ドヤ顔で股を割ってみたいなと思っています!!
そのために、まずはストレッチの習慣として初めてみませんか?
一か月継続すると体にも変化がでてきますよ!!
というわけで、何か分からないことがあったらLINEまで。