というわけで、前回の続きで「公式LINEの導入の仕方と利用方法」について。
とは言っても、導入方法は、公式LINEの説明ページに九割九分書いてあります。
ステップ1 「アカウントを開設」を選択
アカウント開設ページで「認証済アカウントを開設する」をクリックすると、下記の画面が表示されます。ここで「アカウントを作成」をクリックしましょう。
ステップ2 個人のLINEアカウントもしくはメールアドレスを登録
続いて表示される下記画面にて、今お使いの個人のLINEアカウントもしくはメールアドレスを登録することでLINE公式アカウントを作成することができます。
個人のLINEアカウントで登録する場合、個人のアカウントとLINE公式アカウントを連携させることで開設が完了します。メールアドレスで登録を選択した場合には、メールアドレスと必要情報を入力することで開設することができます。
ステップ3 管理画面にログインして完了
アカウントの開設後、「LINE Official Account Manager」(管理画面)にログインできたら、アカウント登録は完了です。アカウント開設が完了したら、管理画面からアカウントの基本情報を登録しましょう。
公式LINEアカウントは以下のリンクより開設ができます。
導入の設定自体はこれで終わってしまう。
チケットのやり取りをするなら、ここから少しだけ設定をいじればOKです。では具体的な設定へ。
今回は、必要最低限なところだけを押さえていきます。
応答モードの変更
公式LINEアプリは、最初は応答モードがbotモードになってます。
(botモード=何かのキーワードに対して返信を自動で行う設定のこと。)
公式LINEアプリを起動して、中央のトークボタンを押してみると、こんな画面になっているはず。
これでは初期状態では、お客様とのやりとりが見えない。
というわけで、中央の応答モード設定を押して、チャットモードに変更します。
チャットモードだと、下記のような画面が表示されます。
これで一対一のやりとりができるようになりました。
会話のやり方は、普通のLINEとほぼ同じ。
QRコードの発行
さて、やりとりするにも相手がいないとどうしようもない。
ということで、フォロワーを増やすために、SNSやHPにURLを張ったり、フライヤーにQRコードを印刷したりします。
QRコードの表示やURLの発行はこの画面から。
そしてこのQRコードを公演パンフレットに貼り付けて印刷すればOK
今のiPhoneなら、カメラをかざすだけでQRを読み取ってくれます。
家電の説明書をQRにして張るっていうのを見つけましたが、それと同じ感覚でOKです。
家電の取扱説明書、だいたいメーカーさんがWeb上にPDFを上げてくれてるので、
そのURLをQRコード変換→印刷して家電にペタリ
ってすると見たい時にすぐ見れて便利だよ、って以前どなたかのブログで見た
やってみたら結構便利だったのでオススメです🙌 pic.twitter.com/XwjajWTxyy— ちぇし (@Cheshicom) December 3, 2019
もちろんURLを発行して、SNSなどに乗せるのもよし。
メンバーを追加する
管理メンバーの追加は設定のこちらからできます。
ちなみに権限の種類は
・運用担当者(配信権限なし)=分析や下書き、アカウント設定の変更ができるが、メッセージ配信ができない
・運用担当者(分析閲覧権限なし)=メッセージ配信やアカウント設定の変更はできるが、分析を見れない
・運用担当者=メンバーの追加以外、何でもできる
・管理者=何でもできる
と分けることができます。
権限を与えたメンバーには、通常のLINEを使ってお知らせすることができます。
メンバー側が権限を受けてくれればOK。
これで1公式LINEアカウントに対して、中の人が複数人という形になります。
公式LINE最大のメリット、メッセージ配信
ほかにも様々な機能はあるんですが、チケットのやり取りだけなら、上記の最低限の機能で完結します。
そして公式LINE最大のメリットが、こちらの「メッセージ配信」
登録してくれた方に、一斉にメッセージ配信できる機能です。
この機能の何がいいかというと、一度チケットのやりとりした相手に、次回の公演情報を伝えることができるわけです。
言い方を変えると、「次回公演に来てくれそうな見込み顧客の人に、直接次回公演を告知できる」
ちなみに送信については、無料プランだと、月に1000通まで送れます。
これは、「人数 × 送ったメッセージ」として計算されるので、仮に1000人登録していたら、一か月に一回しか送れないわけです。
月額5000円のライトプランだと、15000通、月額15000円のスタンダードプランなら45000通まで送れますが、
イベントだけの告知ならライトプランでも十分だと思います。
公式LINEのメッセージ投稿頻度はどれくらいがよいか?
さて、ここが良く議論になるところです。
ブログやyoutubeは毎日投稿すべきとか議論されていますが、公式LINEのメッセージ配信の頻度はどうすればいいのか。
結論は「コンテンツの面白さによる。」
なぜかというと、LINEって登録も簡単なんですが、ブロックして購読をやめるのも簡単なんです。
youtubeやブログは、どちらかというと「自分から取りにいく情報」なので、毎日更新されていても気にならない。
ところがLINEは「向こうから届けてくる情報」です。LINEの通知が頻繁に来て、それが全く実のない情報だとうんざりしてしまいます。
なので、面白みや有益でないコンテンツを毎日配信しても、さくっとブロックされちゃいます。
漫画家、やしろあずきさんなんかは毎日配信してくれますが、これはコンテンツの面白さを伴っているからです。
コンテンツの面白さっていうのは、劇団の場合、「メンバーの貴重な姿やイベント情報、または面白い話」なのかなと。
コンテンツが「これはいまいちかな」と思ったら配信は控えめにしておいたほうがいいです。
まとめ
というわけで、公式LINEの使い方ですが、
・QRコードやURLを使って、公式LINEのフォロワーを増やそう
・フォロワーはそのまま次回公演の見込み客にもなるので、公式LINEのメッセージ機能で次回公演を告知しよう
・メッセージ配信は、面白い話ができるなら毎日メッセージしよう。自信がないなら頻度少な目でOK
という感じです。
ここからは余談ですが、LINEの他の機能としては、
1.LINE上で機能するショップカードやスタンプカードやクーポンを作れる
2.LINEBOTを構築して、自動応答システムを作れる(会話履歴も表示可能)
3.アカウント認証することで、LINEの検索されたときにヒットするようになる。
といったことが可能です。
これらはLINEに慣れてきたら、有効活用できると思います、でも最初は上記のだけでいい。
あえてやるなら、3.のアカウント認証だけ行っておくともしかしたらファンが増えるかも。
アカウント認証されると、LINEで検索したときに、ここの窓に表示されるようになる。
僕自身はLINEで検索はあまり使わないので、効果はちょっとわからない。どうなんでしょうか。
とはいえ、とりあえず公式LINEをダウンロードして、一対一のやり取りをできるところまで設定しておくと、いろいろ楽です。
そこまでは無料でできます。
メッセージ配信などについては、フォロワーが増えてから考えても良いと思います。
何はともあれ、LINEを活用しよう!!