こんな記事をみつけちゃいました。
オンライン飲み会広がらず コロナ収束後は「したくない」―民間調査
これを見て思ったのが「超わかる!!!!そうだよね!!」
というわけで、今回は何故オンライン飲み会は廃れたのか。
そして今の時代に合ったオンラインコンテンツとは何かです。
オンライン飲み会の説明するよ。
僕も何度かやったオンライン飲み会なのですが、一言でいうと
「テレビ電話などを使って、自宅に居ながら遠くの仲間たちと飲み会ができる。」というものです
いらすとやさんにピッタリのものがありました。
メリットは
・いつでもどこでもできる
・遠くの人たちとできる
・時間制限なし
という風に、これからの時代の飲み会だと言われていました。
こんな万能なものなのに、何故廃れてしまったのか。
僕の体験込みで理由を説明していきます。
デメリットはメリットの裏返し
上記のメリットは実はそのままデメリットにつながります
・いつでもどこでもできるのでありがたみが少なくなる。
これは逆に言うと、いつでもどこでもできるが故にありがたみが減少します。
例えば数人程度の大親友であれば、毎日ように飲み会をやっていても良いのですが、そこまで仲の良くない人たちで集まっても段々と話題が減ってきます。
作業通話などと違って、目的を「飲み会」にすると話題がなくなってしまうのです。
テレビ通話は負荷が高い
よくゲーマー同士や絵師同士でさぎょいぷなどが流行りました。
(作業+Skype =さぎょいぷ)
このさぎょいぷの良いところは、
・絵を描く
・ゲームする
といった目的ありきで、その上で音声のみの他愛のない雑談をする「ながら作業」が主体です。
なので、自分の顔が映ることもなく、どんな姿勢でいようとも関係ないので、負荷が少なく、何度やっても飽きないし、ずっと作業ができました。作業中は無言でもいいしね。
ところがオンライン飲み会はしっかりディスプレイの前に座って、顔を映しながらやる方法が主体です。
そうなってくると常に気が抜けないし、ある程度かしこまった形になります。
もちろん、全員がディスプレイオフでやればいいですが、なまじバーチャル背景があるので、ディスプレイオフにしづらい。
しかも、飲み会って、結構長時間やり続ける。
長時間ずっと画面を見つめてやるので、間にながら作業もやりづらい。
結果として負荷が大きすぎるのが問題かなと。
喋る話題が常に一つ
オンライン飲み会が通常の飲み会と一番違う部分はここです。
通常の飲み会では、あっちではラーメンの話、こっちでは職場の愚痴、向こうでは全く別の話という風に、皆さんが好きな話題を、好きなようにしゃべって、好きなグループに行ったりできます。
ところがオンライン飲み会は常に話題が一つ!!
場がラーメンの話題であれば、選択肢はラーメンの話題に参加するか、黙っているかの二択です。
例えるなら通常の飲み会なら
A「あそこのラーメンうまくてさぁ」
B「どこどこ?どこのラーメン?」
C「最近はあのコスメが良い感じでね」
D「アレいいよね!!わかる!」
E「フィットネスにはまっててさ」
F「ピラティスとかオススメよ。」
みたいな自由な感じ。
これがオンラインになると
A「あそこのラーメンうまくてさぁ」
B「どこどこ?どこのラーメン?」
A「吉祥寺の駅前にあるさ」
B「アレかぁー。」
C、D、E、F「・・・・」
といった感じで雑談に参加しにくいし、割り込みも気まずい。
興味のある話題ならまだしも、興味のない話題を延々を聞かされたら、そりゃ苦痛になります。
お酒が入ってくると、タガが外れるので、一人がずっと喋っているケースもあります。
そうなってくると、しゃべっている人と、その話題が好きな人しか楽しめない空間が出来上がってしまうのです。
メリットとデメリットを比較すると
オンライン飲み会のメリットデメリットを比較すると
メリット
・いつでもどこでもできる
・遠くの人たちとできる
・時間制限なし
デメリット
・テレビ電話の負荷がでかい
・飲み会が目的なので、「ながら作業」がやりにくい
・常に話題が一つ
と、デメリットのほうが大きく感じます。
もちろんオンラインの情報伝達の速さや手軽さといった部分は大きなメリットです。
オンライン飲み会は、デメリットをメリットでカバーできなくなってしまったので、もうやりたくない人が多数を占める結果になったんだと思います。
他のオンラインコンテンツはどうなのか?
というわけで3人に2人はやりたくないという失敗の象徴みたいなオンライン飲み会ですが、オンラインコンテンツが全部ダメダメというわけではないです。
あくまでもオンライン飲み会はデメリットが大きすぎて失敗したようなものなので、デメリットをカバーできるほどのメリットがあればいいわけです。
今成功に近いものとしては、
1.指導系のオンラインコンテンツ(ピラティス、ストレッチ、トレーニングなど)
2.研修系のオンラインコンテンツ(情報を得る、目的がはっきりしている)
このあたりかなと
どちらも共通しているのは
・プロに質問できる。
・やり方、進め方が分からないときにプロが介入してくれる。
といった部分です。
我々もオンラインコンテンツとして、ストレッチと顔ヨガ、声トレーニングを合わせた「家トレ・声トレ」なるものを行っていますが、
(詳しくはリンク先参照)
一番の見どころは「分からなかったらプロに相談できる」
ここかなと思っています。
こういった距離の近さをうまく利用したオンラインコンテンツが一つ突破口になるのかなと思っています。
というわけで、毎週土曜日、20時からの家トレ声トレですが、気になる方は参加してみてくださいね。